シンガポール「住」メイド (ヘルパー)
ここシンガポールでは、生活をより豊かにするための手段として、住み込みのメイドやパートタイムのヘルパー制度が充実しています。
住み込みメイドとパートタイムヘルパーの違い
住み込みメイドは実際に雇用する家族のもとで一緒に生活することが条件です。フィリピン・インドネシア・ミャンマーなどシンガポール以外の国からメイドとしてのビザを取得し、その家族のもとで働きます。基本的には2年契約。2年働いて契約を更新するかしないかは状況を見ながら双方で決定します。(中途解約も可能)メイドはメイドエージェントに登録しており、メイドと雇用主との間にメイドエージェントが入り、様々な書類作成の補助や保険の手続き等をしてくれます。(初期費用として、紹介料や保険料が契約時に発生)
月々の費用としては、メイド本人への月給(相場500~700SGD程でメイドによる)と税金等(250SGD強程)がかかります。住み込みメイドを雇う際の詳しい手続きはこちらをご覧ください。
一方、ハウスクリーニングやベビーシッティングなどをパートタイムのヘルパーに頼むという方法もあります。パートタイムのヘルパーは、法律上シンガポーリアンにしか認められていません。シンガポール以外の国から来ているメイドが時間で区切ってパートタイムで働くことは、違法となりますのでご注意ください。一般的なシンガポーリアンのパートタイマーの相場は、時給30SGDと言われています。仮に1日4時間で週2回雇った場合、30×4×2=240SGD/週。少なめに月4週と仮定しても、月に960SGDがかかります。
住み込みでメイドを雇うのと、週2回シンガポーリアンのパートタイムを雇う金額を比べると、住み込みメイドのコストパフォーマンスの良さをご理解いただけるかと思います。
シンガポールで住み込みメイドを雇うには
ここシンガポールでは、雇用主(employer)とメイドの契約に関する法律があり、メイド制度が成り立っています。それにより、一見当たり前に感じられますが、メイド側も人権が守られ、雇用主(employer)側も雇い主としての責任を持ちます。そのため、フィリピン・インドネシア・ミャンマー・インドなど様々な国の女性がメイドとして住み込みで働いています。
シンガポールの住宅や車などの物価の高さと比較すると、メイドを雇う際の費用はコストパフォーマンスもよく感じられ、さらには生活の充実度が増します。ここでは、実際に住み込みメイドを雇いたいと考えた際に参考となる情報をお伝えします。
メイドにかかる費用
初期費用
エージェントへの紹介手数料:金額はエージェントによります
メイドは原則としてエージェントに登録しています。雇う際は、基本的にエージェントの紹介という形になるので、エージェントに対する紹介料が発生します。金額の設定はエージェントによって違います。(メイドを知り合いから引き継いだ場合など、エージェントから見てメイド自身が雇用主を見つけてきたような場合には、これに限りません。)
メイド用の保険料(2年契約):プランや金額はエージェントによります
保険のカバー範囲によって何パターンかプランが用意されています。メイド自身の大きな病気やケガ、損害賠償等の発生時のための保険です。
オリエンテーション Emplyers’ Orientation Programme(EOP):28~40 SGD
オンラインにて受講の場合40SGD。クラスルームでの受講の場合28~30SGD。 これをWork Permit申請の少なくとも2日前までに完了する必要があります。 メイドを雇うにあたってのルールや、人権の確保。十分な食事や健康管理の責任などを確認できるような内容になっています。
クラスルームでの受講は下記の2か所にて実施しています。
[Singapore Polytechnic]
場所:Professional & Adult Continuing Education (PACE) Academy Singapore Polytechnic Room T1A12, Blk T1A, 500 Dover Road, Singapore 139651
TEL:6772 1288
Email:fdwemployer@sp.edu.sg
言語:英語
費用:30 SGD
所要時間:3時間
日時①:毎月第一、第三金曜日の午後6~9時
日時②:毎月第二、第四、第五土曜日の午前9~12時
※変更の可能性もありますので Singapore Polytechnic のウェブサイトをご確認ください。
予約・申し込み:オンラインで可能
[Nation Employment Pte Ltd]
場所:135 Jurong Gateway Road #05-317 Singapore 600135
TEL:6388 8888
WEB:nation.com.sg
言語:英語と中国語
費用:28 SGD
所要時間:3時間
日時:毎週水曜日午後6~9時
※変更の可能性もありますので、Nation Employment Pte Ltd のウェブサイトをご確認ください。
予約・申し込み:Walk In
ランニングコスト
月給:メイドの経験等で違いますが、500~700SGDの範囲内のメイドが多い印象です
メイドへ支払われる月給です。毎月月末最終日に、現金にてメイドに直接支払います。月給の金額は契約時に合意した金額です。金額と受け渡し日、双方のサインなどを毎回取っておくと安心です。
税金 Foreign Maid Levy(FML):月額265SGDほど
メイドを雇うにあたり、雇用主が毎月支払う税金のこと。
Paying levy for a foreign domestic worker
メイドの食費:家庭によります
メイドの日々の食費も雇用主が負担する責任があります。食事をシェアする場合はメイドの分を含めて一緒に作ったり、逆に彼女たちに別のものを食べさせる場合は、その分の食費を月給とは別に渡す必要があります。これは各家庭でやり方が様々なので、その家庭の考え方やメイドによって変わってきます。
例1)食材をメイドとシェアしたくない。別途月100~150SGDの食費を渡し、基本的には食事内容は別。
例2)小さな子供がいる場合など、メイドが自身の食事を作っている時間がもったいないので、基本おかず類の食事は一緒のものを食べてシェア。日本米は貴重なので、メイドの分はタイ米を別途買ってあげている。
例3)食事はすべて一緒のものをシェア。
など、家庭のニーズや状況によって様々です。各家庭に合った方法でよいかと思います。
また、雇用主家族と同じテーブルを囲んで食事するのか、キッチンや自分の部屋で食べてもらうのか。同じタイミングで食事をとるのか、家族の時間に邪魔にならないように時間をずらして食べてもらうのか、など、雇う前に具体的にイメージすることが大切です。同じテーブルを囲み食事するケースは、小さな子供の食事の補助をお願いする場合などでまれに見かけます。
生活必需品:メイドが最低限生活できるような必需品は雇用主が負担します
例えば歯ブラシ・歯磨き粉・シャンプー・石鹸・生理用品等です。また、最低限の寝具(ベッド・シーツ等)や扇風機も、雇う際に準備が必要です。
メディカルチェック:おおむね20~50SGDで、検査を受ける病院によります
シンガポールで働くメイドには、半年に1回メディカルチェックが義務付けられています。 主に妊娠していないかの検査です。対象月になると、政府よりレターが送られてきますので、それを持参のうえ病院で検査を受けます。 病院は自由に選べます。 万が一妊娠が発覚すると、ビザは強制的に取り上げられ帰国させられます。 また、雇用主側にも監督責任ということで罰金があります。
住み込みメイドを雇う際に必要な手続き
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我が家に合うメイドを見つけるには
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雇ってから、どんなことに気を付けるか
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